都立一本に絞ることへの不安や葛藤があった私達は、今後の中学受験を都立一本で進めるのか、私立中学も併願するのか、その判断をするためにも、自宅から通える範囲の都立・私立中学校に実際に行くことに決めました。8月の終わりに開催された合同学校説明会を皮切りに、9月~11月上旬の約2か月半の間に都立1校、私立9校の計10校の文化祭および公開授業に参加しました。
結果、中学校に実際に行くことで多くのことを体感し、私立中学受験を決めました。
私立中学への訪問
中学校の文化祭や公開授業に参加しようと決めて調べ始めたところ、多くの学校が日時指定の事前予約制でした。
学校は我が家から現実的に通える範囲の中で、長女に合いそうな中学校をさまざまな偏差値帯からピックアップしました。日程が重なってしまって参加できなかった学校もありましたが、前述の通り都立私立合わせ10校の文化祭や公開授業に参加することができました。
文化祭では、在校生による催し物や展示物の内容はもちろん、校内を歩いている中で、先生と生徒のやり取りや生徒同士のやり取りを目にすることで、その学校の特色や雰囲気がよく伝わり、同じ文化祭でも学校によりこんなに違うのかと驚き、改めて「校風」というものを強く感じました。
また、催し物や展示物を通して在校生の方とお話をする機会がある他、生徒による学校見学ツアーや受験相談会などがある学校もあり、実際に在校生の方とお話することで、学校のこと、勉強のこと、通学のこと、さまざまな話をリアルタイムで通っている在校生の生の声を聞くことができ、とても有意義な情報を得ることができました。(学校の授業の難易度や宿題の多さ、交友関係や通学における苦労など、同じような質問をさまざまな学校でしてみました。)
そして、学校により、自分の子どもが在校するイメージが湧く学校と湧かない学校があり、同じ姉妹でも「長女に合う学校」「次女に合う学校」がそれぞれ違うのだということも感じました。
ある塾の説明会で「それぞれの学校には校風があり、それはワインの樽のように、生徒の中に受け継がれていくものがある」と聞きましたが、直接学校に足を運んだことで、まさにその言葉を体感できた、とても有意義な体験でした。
最終的な結論
長女が希望している都立中高一貫校と、通学可能な私立中学の文化祭や公開授業に参加し、長女の気持ちとしては「今のところ第一希望は変わらず都立中だけど、通いたいなと思った私立中がいくつかあったから、その学校も挑戦したい」とのことでした。
親としても「この学校なら長女らしくのびのびと成長できそうだな」と、ワクワクする学校がいくつかあり、私立中学受験にも挑戦したいなという長女の希望を応援したいなと思いました。
我が家の方針としては、現段階では「都立一本の受験」から「都立私立併願の受験」を目指し、大きく方向転換をすることにしました。
この方向転換を受け、私立受験を視野に塾探しをすることにしました。