私立中学受験を視野に入れるようになった我が家の塾探し。その当時、都立中学校受験のみを想定し大手塾「ena」に通っていましたが、実は「ena」以外に、長女がすごく気に入った塾があったのです。それが「日能研」でした。
長女が日能研を気に入った理由①:テスト
長女が日能研を気に入った理由の1つ目が、日能研のテスト形式にありました。
長女は塾選びのためにも、複数の大手塾のテストを受験しました。その中で、日能研のテストは、小学2年生から実際に入塾するまでの間、全国模試を複数回受けましたが、他の大手塾と比較して、記述式の問題が多く出た印象がありました。
国語の問題では、「イラストを見て、どのような絵か言葉で説明しましょう」「物語の続きを書きましょう」「あなたが住みたい家を想像し、その家に名前を付けてどんな家なのかを説明しましょう」であったり、算数の問題では、「部屋のドアと冷蔵庫の大きさを比べたいけれど、冷蔵庫は重たくて動かせないよ、どのように比べたら良いか、あなたの考えを説明しましょう」「みんなが納得するようにプレゼント交換をするにはどのようにすれば良いか、あなたの考えを説明しましょう」など、どちらの教科でも、子ども達が自由な発想で記述をすることで、問題解決能力や論理的説明力を試すような問題が出題されました。
長女は正誤がはっきりしている問題より、自由な発想で回答ができるこのうような自由記述問題が気に入ったようで、文章の構成や正誤は別として、とても楽しく問題に取り組めたようでした、そして、テスト後にも「こんな問題が出て、こんな風に答えたんだよ」と嬉しそうに話をしてくれました。
長女が日能研を気に入った理由②:教室の雰囲気
長女が日能研を気に入った理由の2つ目が、教室の親しみやすい雰囲気にありました。
長女は、入塾後の教室の雰囲気を知るために、テスト後に塾の先生方から子ども達に対して行われる解説授業に参加していました。日能研では解説授業はなかったのですが、子ども達がテストを受けている間に、保護者向けの説明会が実施されており、保護者会の終了時刻に合わせるため、子ども達はテスト後に講師の方と簡単なクイズなどをして時間を過ごしていました。そのため、保護者会の終盤頃から、テストを終えた子ども達の楽しそうな笑い声や歓声が聞こえてきて、とても楽しそうな雰囲気が伝わってきました。
保護者会の時にも説明がありましたが、日能研は小学生に特化した塾であることから、当然のことながら通う生徒も小学生のみのため、塾の雰囲気が小学生らしい明るい雰囲気がありました。先生と生徒の距離も近く、受験期には学校以外の大半を過ごすことになる場所なだけに、ここでなら長女らしくのびのびと過ごせそうと思わせてくれる雰囲気でした。
長女はこのテスト後の短い時間で、日能研の先生方とも仲良くなり、また日能研に行きたいと、自ら次はいつ行けるのかを確認するようになりました。このような行動からも長女には日能研が合っているのかなと感じつつも、比較する塾がテスト後の解説授業であったことから、日能研の授業の雰囲気を知るために、小3の時に算数教室と呼ばれる月に1度開催される算数の学びの導入となる授業を受けることにしました。
算数教室では足して10になる数やサイコロの目など、さまざまなテーマで60分の授業が行われましたが、算数教室でも長女は変わらず楽しく過ごすことができ、日能研に通いたいという希望も変わらなかったため、小3の2月から日能研に通うため、入塾テストを受けることにしました。
日能研に入塾するために
日能研では、小3の10月以降から実施される全国公開模試を受けることで、その成績から入塾資格と本科が始まる新小4時のクラスの確約を得ることができます。
テストは新学年が始まる前の1月まで複数回実施され、その中で1度でも入塾資格が取れれば入塾が確約され、新小4時のクラスも一番上のクラスに入ることができます。長女は、日能研のテストが好きだったことから複数回受験しましたが、無事に入塾資格とMクラスでのスタートを確約いただきました。
こうして、長女の中学受験という長い挑戦の日々がスタートしました。

